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認知症・物忘れ外来

認知症とは

健常であった脳が何らかの原因で、記憶・判断力などに障害が起き、生活に支障が出ている状態を指します。物忘れを自覚しているときや生活に支障をきたさない物忘れは、単なる加齢による物忘れで誰にでもみられるものですが、認知症による物忘れは、ご飯を食べたのにまだ食べていないと主張したり、前日に約束したことをすっかり忘れて、かつ指摘しても思い出せないなど生活に支障をきたす可能性の高い物忘れが特徴です。

最近話題のMCI(軽度認知障害)とは、認知症が心配される症状があるものの確実に認知症とは言えない状態です。症状の進行があるかなど経過観察が必要で、約3分の1程度が確実な認知症に進行します。その他は加齢による物忘れ程度であることが多いようです。またその他に、慢性硬膜下血腫や甲状腺機能低下症、ビタミンB12欠乏症、正常圧水頭症、脳腫瘍などで認知症と同様の症状が起こりうるため、血液検査や脳MRI(CTも可)などが鑑別診断にかかせない検査となります。

主要な認知症の種類と原因

進行性の認知症では約4割がアルツハイマー型認知症、2割がレビー小体型認知症、さらに2割が前頭側頭型認知症(ピック病)と言われ、これらは当院でも実際診療している認知症です。それ以外は、脳血管性認知症以外は比較的まれな認知症となり、大学病院や一部の専門的な総合病院で扱うことが多いと思われます。

また、これらの好発年齢は80歳くらいまでが多く、90歳くらいから症状がでてくるものとして嗜銀顆粒性認知症(しぎんかりゅうせいにんちしょう)が知られており、元気なときはある程度ふつうで疲れると認知症症状がみられることが特徴です。

アルツハイマー型
認知症
脳血管性認知症 レビー小体型認知症 前頭側頭型認知症
主な原因  アルツハイマー型認知症

原因不明の脳の変性で、
脳が進行性に縮みます。
脳の老化と密接に関係します。

    
 脳血管性認知症

脳梗塞、脳出血により
脳の血液循環が悪くなり起こります。

 
 レビー小体型認知症

原因不明の脳の変性で
神経細胞にレビー小体ができて、
細胞を死滅させます。

 前頭側頭葉変性症

原因不明の脳の変性で
前頭葉と側頭葉の神経細胞が少しずつ壊れ、
発症すると考えられています。

主な症状
  • 一見明るい様子
  • 作り話をする
  • 趣味や日課への無関心
  • 記憶の混乱
  • もの盗られ妄想
  • 昼間の徘徊
  • 直前のことを忘れる
  • とりつくろわない
  • 怒りっぽく表情は暗い
  • 運動機能障害
  • 感情失禁
  • 運動機能障害
  • 緩慢な動作
  • 落ち込み・無関心
  • 体の傾き
  • ひじ関節の硬さ
  • 手足の震え
  • 小刻み歩行
  • 寝言で叫ぶ
  • 視線が合わない
  • 傾眠
  • 幻視
  • 薬物過敏
  • 不自然な感情
  • 診察時の異常行動
  • 衝動的な食行動
  • 常同行動
  • 万引き
  • 言語の理解低下
 

認知症の症状

認知症の症状は、中核症状と周辺症状の大きく2つに分かれます。

中核症状

記憶障害や判断力の低下など、認知機能の低下した人であれば誰にでも起こる症状です。
例)新しいことが覚えられない・日付や場所がわからない・物事の段取りができない など

周辺症状

環境要因・身体要因・心理要因などの相互作用の結果として生じる様々な精神症状や行動障害を意味します。
例)すぐに怒る・無気力になる・物が盗られたとさわぎだす など

認知症の症状

認知症の治療・予防

薬物療法

症状に合った薬で治療を行います。

中核症状

中核症状の進行を遅らせる保険適応薬は4種類です。

  • ドネペジル塩酸塩(アリセプト等、ジェネリック発売有り)
    【主な副作用】消化器症状、頻尿、興奮、イライラ感、徐脈や不整脈等
  • ガランタミン臭化水素塩酸(レミニール)
    【主な副作用】消化器症状(嘔吐)、傾眠
  • リバスチグミン(リバスタチパッチ、イクセロンパッチ)
    【主な副作用】貼付部の皮膚のかぶれ
  • メマンチン塩酸塩(メマリー)
    【主な副作用】めまい、傾眠、便秘、幻覚
    ※なおメマンチンは他剤と併用できますが、他はどれか1種類しか処方できません。
    

周辺症状

抗精神薬や睡眠剤、安定剤、漢方約などが使用されることがあります。特にレビー小体型認知症では薬物過敏性のある方が多く、より少量から使用することが副作用を出さないために必要です。

サプリメント療法

フェルラ酸というサプリメントが、専門的な医療機関でも認知されており一番有名なもののひとつです。当院でも導入後、希望の患者様にご家族の了承のもと使用しています。

フェルラ酸の頼もしいところは、認知症が今のところ最新の治療でも進行性であることが変わらない中で、一部の患者様に大変良い結果をもたらしている事実です。そのような患者様のご家族は、中には予防としてお飲みになることを始める方がいるほどです。現在の認知症治療において決定的に効果のあるお薬がないことの結果なのかもしれませんが、フェルラ酸は効果も含めて一定程度認知されたサプリメントであるため当院でも採用した次第です。

また、フェルラ酸は軽度の発達障害のお子様にも使用される例があり、落ち着きがないお子様がフェルラ酸内服でイライラが軽減する例などあるようです。なお、サプリメントは万全なものではなくあくまで補助的なものであることをご理解ください。

認知症予防について

認知症の予防に有効と考えられていることをご紹介します。

  1. 日頃から生活習慣病を放置せずかかりつけ医などで治療をしてください
  2. 趣味を持ち、閉じこもらないようにしましょう
  3. 運動する習慣をつけましょう
  4. 笑いのある生活を心がけましょう
  5. 食生活に気をつけて、ビタミン不足にならないようにしましょう
  6. 青魚を摂りましょう
  7. サプリメントを希望されるならフェルラ酸を摂りましょう

公的な介護サービス

認知症に限らず、日常生活に援助が必要と感じたら、お住まいの役所に申し出て、介護認定を受けましょう。介護度によっては制限がありますが、以下のサービスを組み合わせて、1割負担で利用できます。担当のケアマネージャーと相談しながら活用しましょう。

  • デイサービス、訪問介護、訪問看護
  • 訪問、通所によるリハビリテーション
  • 短期入所サービス
  • 福祉用具の貸与、購入費の支給
  • 住宅改修費の支給 など

その他、自治体によって介護保険を利用しない独自のサービスを行っている自治体もあります。また、民間が行っている様々な事業も活用してみましょう。必要に応じて成年後見制度も利用し、悪徳商法にかからないように気をつけましょう。

ご家族、ご近所の方でお困りのことがある時は地域包括支援センターへ相談しましょう。

医院概要

医院名
医療法人社団 芳沢医院
診療科目
総合内科/循環器内科/消化器内科
呼吸器内科/神経内科
住所
神奈川県大和市上草柳1-3-2
電話番号
046-264-1288(電話予約可能)
診療時間
9:00-12:30
14:00-18:15

【休診日】 木曜・土曜午後・日祝日

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相鉄線 / 小田急線 大和駅相鉄口改札より
徒歩8分
※駐車場7台完備